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教長御上京の時内務省宗教局長より金米糖御供の事に付種々話しの結果、洗米と改め下付する事一同協議の上願

さあ/\/\尋ねる事情/\、尋ねる事情は余儀無くであろ/\。さあこれ一つしっかりした話して聞かす。皆々しっかり胸に納ってくれ。よう聞き分け。これまでいかな事もどういう事も、いろ/\の道通り来たる。通り来たる中に、もうどうなろうと思た日も、どんな事もあろう。よう聞き分け。いかな事も何言うも彼あ言うも、じっとして居た分にゃ分からん/\。呼びに来る、出て来る。出て来い、行く。出て来る。これは皆神がして居る。これをよう心得にゃならん。道という、道あればこそと言う中に、いろ/\の道、一つ/\事情にて一般皆々開けてある。皆目こうのう無いものなら開けやせん。天の理であればこそ、万国まで一寸付け掛けてある。万国一体世界一体いずれ開いて見せる。どう成っても風の便りのようでは、頼り無い。それはそれだけの力しか無い。神の力は容易やない。どうなっとするで。そこで、どうしたらよかろうこうしたらよかろう、と思うやろ。皆揃うて、皆精神一つの力丸めてくれ。皆丸める理が、日々世上へ映してある。皆揃うてどうと言うや、どうもするで。中に居るだけではいかん。不足と不足とでは丸まったとは言わん。不足の無いのが真ん丸の理である。皆成程と心に治まれば、それは道である。何かそも/\ではいかん/\。どうなろうとも成る道である/\。胸の内に包む事要らん。精神心の結んだ理だけ。しっかりと。

押して、洗米に替えさして頂きます願
さあ/\通りよい道は通りよい。通り難くい道は通り難くい。通り難くい道ある。これだけ順序の道に諭し置こう。情に流れなよ、と言うた日ある。情に流れて了てからどうもならん。今日までいろ/\の理を拵え、それではならん。皆心一つなら、何も言う事は無い。なれど、心という、二つ三つ散乱の心あってはどうもならん。頼り無い。長らえて胸の内、たゞ一つの心で、今日の道。口説き話一言、歎き話一言、言うて置かにゃならん。通りよい道は通りよい。通り難くい道は通り難くい。細道は通りよい、往還道は通り難くい、と言うてある。まあどうで一日の日があると、前々諭してある。何でも彼でも一日の日がある程に。

又押して、一同相談の上、御願い申上げますと願
さあ/\皆々寄り合うた中というは善い事も一つ、思やんも一つ、これ第一よく心得てくれにゃならん。皆々話した理は誰に怨みもあろまい。一つ事情又この理、どちら一つ理合わせようにも、誰に遠慮気兼は無い。道何処にも障りは無い。世界応法及んで、あちらへこちらへ、なか/\この全国という所へ一つ理映すは、なかなか容易の理でない。よう聞き分け。これが一つ証拠。これが頼りに治め。どんな日もある/\。難儀不自由日もある。又、頼もしい日がある/\。ばったりと心に煩わんよう。これだけ、しっかり心に定めてくれにゃならん。

又本席身上左耳聞こえ難くいと仰せられるに付願
さあ/\尋ねる事情/\、席順序の理を尋ねる。一日の処、さあ/\何処がどうでもいかな事情でも、こうと言うや通りたる。今日はどうもならんというは、たまさかの事である。この道理皆の処へ諭し置かにゃならん。年が幾つ何十に成る。世界並でも一日の日も機嫌好う遊すんで通るが世界の道である。今日も機嫌好う遊すんでくれたなあというは、親孝行々々々と言う。又一つ理という、深きの理。一日の日も休んだら、皆あちら眺めこちら眺め、今日はなあ/\と言う。一日の日も休ますような事ではならん。篤と一つ事情日々処、当番詰番日の番一つ理、これも順序に通り来た。一日の日も心に何も掛けんようにして、気儘にして暮らすが理なれど、かえって心煩わす。心の理として、今日はなあと思えども、勤めにゃならん日ある。これどうもならん。一日の日十日三十日日はつい経つ。一年やない、三年五年やない。長く思てくれにゃならん。心に掛からぬよう、思わさんよう、悠ったり我が機嫌界にして気儘にする。三才児同様にさすがよい。側からの育てようで、遊すぶ。機嫌が損ねたら、持ちも提げもならんようになる。一日の日詰番当番、じっとして居る。淋ぶしかろうと、気の毒やなあと、思うさかいに、放って置けん捨てゝ置けんと思うようでは、心が煩う。そんなら放って置けばよいか、と思う。それはころりと違う/\。そんならどうしてよいか分からんと思う。とっと一つ離れて一つ事情心に掛けて置けば、一家同様。これも一つ尋ねくれ。分かればよし、分からねば、判然ならんという処は、尋ね返やしてくれるがよい。

又々押して、御供に就いて相談さして頂きますから、只今の御言葉の事に就いても相談さして頂きます
さあ/\又々一つ、一度という訳に行こうまい。軽いと言えば軽い、重いと言えば重い。そこで皆々談じて、精神だけ尋ねるがよい。

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