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平野楢蔵六十日程以前より身上不足に付願

さあ/\尋ねる事情/\身上から事情尋ねる。いかな事であろうと思う処、どうでもいかん/\と思うから尋ねる。尋ねるから一言事情話して置く。さあ/\身上一つ辛い/\、一つどうも辛い。誰がどうしてやろう彼がこうしてやろう、どうも分かり難ない。さあ/\一人の身上一つ事情の台という。皆々撫でさすりは言うまでやない。どうこう一つ心得から事情、さあ/\長らえての道筋と言う。どういう事こういう事皆々それ/\の心の理にあろう。身上に一つ事情掛かれば、どうしょうこうしょうと思うても、どうもならん。一つ心の思わくの理立て替え。もうこれからというものは、めん/\事情に一つ又多くの中も一つ、何処から見てもほんに偉いものやなあ、ほんに大きなものやなあ言うて居る。何でもと思う心無くば、何にも出来るものやない。もうこれからというは、めん/\も何年も置いて貰おうと思えば、皆々皆の心に委せるのやで/\。されば一つ心の理外さん心に治めてくれ治めてくれ。さあ/\身上は未だ/\やで。さあこれから一つ心に篤と治めてくれ。めん/\はもう生まれ更わりたように成れ。すれば、さあ/\身上何も案じる事要らん。案じた分にゃならん。これからというは、年限を楽しむ心。

談合中又御話
さあ/\心は今日生まれた人の心に替えて了え。生まれ児には思わく無い。さあさあこの事情から年限は未だ/\。
【説明】
(1) 平野楢蔵氏 郡山大教会初代会長。 (2) もう生まれかわったようなつもりになるように。身上案じることはいらない。これからは年限を楽しむ心で通るように。 (3) 今日生まれた子供のような心になるように。
【摘要】
(1) 人間は、この世に今まで幾度となく、生まれ更わり出更わりして来ているもので、前生のいんねんを自覚することが大切である。 (2) 自分の身上にあらわされていることを見、あるいはまた世上の人々の姿を見て、前生のいんねんをさんげしたんのうの心を治めて通ることが大切である。 (3) この世に生まれかわってくるのも、親神の守護による、誰が誰の生まれ更わりであるかは親神のみが、すべてご存知である。お知らせいただいているところから、親戚または身近なところに生まれかわってくるものと悟らしていただくことができる。 (4) 人間は生まれ更わりによって、この世に永遠に生かしていただくことができる。ここに末代かけての信仰の有難さと喜びを味あわせていただくことができる。

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