おさしず検索
昨日分支教会長普請の事に付会議を開き、本席の御身上も普請の上から御苦しみ下さる事でありますから、部下教会長一同わらじの紐を解かず一身を粉にしても働かさして頂き、毎月少しずつでも集まりたるだけ本部へ納めさして頂く事に決め申しました、と御返事申し上ぐ
一寸一言々々、どういう事聞かすなら、これまで初まりからだん/\年限追うてある。この道、皆思案してみよ。一寸も違わんで。十分の道与えたる。もう一仕切りの処辛抱大抵々々。それ/\の者これでならと思う処、理治まったる。二十年の間の事思うてみよ。今度仮家普請と言うて、それだけのあたゑは十分に与えたる。こんな事は軽い事やで。何も心の心配は一つも要らん。心の理治まったれば、案じる事要らん。どうでも出来るという事、これだけ皆に聞かし置こう。これでなけりゃいかん、これでなけにゃならん。二十年の間ほんの聞いただけにて、目に見ゆる事無しに来た。二十年の間言うて置いたる事出て来たる。道の者皆見て知って居るやろう。これだけ一寸知らし置こう/\。皆々惣々思案無くばならん。皆々力無くばならん。この理皆しっかり伝えて置こう。
教長より有り難う御座ります、と申し上げになる(しばらくして)
もう十分の満足をして居る。席は満足をして居る/\。又今一時席の身上の処差し迫り、どうであろうこうであろうと、困難の中で皆心を合わせ、もう一度十年何でも彼でもというはなか/\の精神。その精神というは、神の自由受け取りたる精神。何も皆、身上は成っても成らいでも案じてくれる事要らん。篤と心を鎮め。皆々心勇んでくれ/\。
教長より有り難う御座ります、と申し上げになる(しばらくして)
もう十分の満足をして居る。席は満足をして居る/\。又今一時席の身上の処差し迫り、どうであろうこうであろうと、困難の中で皆心を合わせ、もう一度十年何でも彼でもというはなか/\の精神。その精神というは、神の自由受け取りたる精神。何も皆、身上は成っても成らいでも案じてくれる事要らん。篤と心を鎮め。皆々心勇んでくれ/\。
【説明】
(1) 教祖が現身をかくしてから二十年以来のことを思い出してみるがよい。このたびの神殿建築も仮屋普請と言うてあるのが、それを完成さすだけの力は十分に与えてある。こんな普請は軽いことで、何も心配はいらん。皆の心に神の思惑が治まっておれば、案じることはいらん。必ずできるということを、みんなに聞かせておく。道はこれでなければいかんし、また、これでなければならない。これまで二十年の間、神殿建築のことについても言うて来たが、今日まで現実することができなかった。二十年の間言うて来たことは皆知っているであろう。皆このことを、よく思案せねばならぬ。皆力を出さねばならぬ。
(1) 教祖が現身をかくしてから二十年以来のことを思い出してみるがよい。このたびの神殿建築も仮屋普請と言うてあるのが、それを完成さすだけの力は十分に与えてある。こんな普請は軽いことで、何も心配はいらん。皆の心に神の思惑が治まっておれば、案じることはいらん。必ずできるということを、みんなに聞かせておく。道はこれでなければいかんし、また、これでなければならない。これまで二十年の間、神殿建築のことについても言うて来たが、今日まで現実することができなかった。二十年の間言うて来たことは皆知っているであろう。皆このことを、よく思案せねばならぬ。皆力を出さねばならぬ。
【摘要】
本部の普請についての諭しは、それぞれの普請の規模、構造、用途が異なるので、それについて述べられた神意を一様にまとめて言うことはできにくい。しかし次の点は、一貫しているように思う。 (1) 今一時は皆、仮屋普請である。しかして道普請であり、切り無し普請であるということ。 (2) 親の普請を急ぐより、親心の上から大勢の子供たちの帰ってくるおやしきの拡張、信者詰所の普請を望まれていた。しかし、上田ナライト様の住まいや神殿普請のおさしづに見られるように、機が熟して、神意を達成するための普請は、どんなに財政が困窮した中でも、これをやり遂げるように、きびしく急き込まれている。しかして普請の心構えとして、次のように諭されている。 ① 道の順序を聞き分けることが大切である。つとめ場所が道の普請の掛かり初めであったが、最初は小さいものから出来上がって来た道である。この最初掛かりの精神で通れば、どんなこともできる。 ② つとめ場所は一坪から始まったのであるが、その普請を引き受けると言うたのは本席である。普請に当たって、皆その心になるように。 ③ 普請はまず、木を一本買うことから始まるのである。 ④ 旬をはずさないように。旬をはずせば、できることもできなくなる。 ⑤ 念の入ったことはいらん。木柄に望み好みをするよりも、大きな心で何でもという精神が大切。小さな心ではいずんでしまう。 ⑥ 急いでかかれば十分のことができない。前々から用意を整えておくことが大切。 ⑦ 案じ心を捨て、楽しみという心をもって、勇んでかかるように。勇んでかかれば神が十分働く。 ⑧ 皆心を合わせて、一つ心になることである。派を分けてはならん。 ⑨ 外面を飾るよりも、内面の充実が大切である。「中に綿を着ずして、外に綿を着ては通られん」と仰せられている。
本部の普請についての諭しは、それぞれの普請の規模、構造、用途が異なるので、それについて述べられた神意を一様にまとめて言うことはできにくい。しかし次の点は、一貫しているように思う。 (1) 今一時は皆、仮屋普請である。しかして道普請であり、切り無し普請であるということ。 (2) 親の普請を急ぐより、親心の上から大勢の子供たちの帰ってくるおやしきの拡張、信者詰所の普請を望まれていた。しかし、上田ナライト様の住まいや神殿普請のおさしづに見られるように、機が熟して、神意を達成するための普請は、どんなに財政が困窮した中でも、これをやり遂げるように、きびしく急き込まれている。しかして普請の心構えとして、次のように諭されている。 ① 道の順序を聞き分けることが大切である。つとめ場所が道の普請の掛かり初めであったが、最初は小さいものから出来上がって来た道である。この最初掛かりの精神で通れば、どんなこともできる。 ② つとめ場所は一坪から始まったのであるが、その普請を引き受けると言うたのは本席である。普請に当たって、皆その心になるように。 ③ 普請はまず、木を一本買うことから始まるのである。 ④ 旬をはずさないように。旬をはずせば、できることもできなくなる。 ⑤ 念の入ったことはいらん。木柄に望み好みをするよりも、大きな心で何でもという精神が大切。小さな心ではいずんでしまう。 ⑥ 急いでかかれば十分のことができない。前々から用意を整えておくことが大切。 ⑦ 案じ心を捨て、楽しみという心をもって、勇んでかかるように。勇んでかかれば神が十分働く。 ⑧ 皆心を合わせて、一つ心になることである。派を分けてはならん。 ⑨ 外面を飾るよりも、内面の充実が大切である。「中に綿を着ずして、外に綿を着ては通られん」と仰せられている。