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山本利三郎小人利正身上願

さあ/\前々以て一つ事情一条、事情からさしづという。さしづというはよく聞き分けにゃならん。よきさしづがあれば楽しみ、心得んというは楽しみあろまい。さしづは違わん。さしづというは内にふしがあろ。どういう事なら多い理があろ。一つさしづというは、よきさしづもあれば、悪きさしづもある。さしづに二つ理があれどこれ聞き分け。大抵突き延ばし、追い延ばし、敷き延ばして居る。芯を定めてくれ。日が経てばつい忘れ、月が経てばつい忘れ。内という、家内という、日の内という、夜分という、家内万事日々という。旬を改めるは、旬という。怖わき危ない理があれば、捜さんならん。捜さんならん危ない理から、これより内々家内目も張り、心配り、日々入り来る出入る理がある。順々明らか諭し、入り込む者理が治まる。日々経てば忘れ、月が経てば忘れ、入る事入り来るばかり思い、案じずしていつ/\まで。これ一つよく聞き取らにゃならんで。

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