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増野いと身上願

さあ/\身上々々、家内一つ身上、いかなる事情、一度事情であろうまい。だんだん事情、案じ無くば案じ無き、さしづに案じ無きという。どうでも案じありてはさしづと言わん。よう聞き分けて諭してくれ。一度の処大層という。なれど又候々々心という。今一時堪えられんという。なれど案じる事要らん。又めん/\運ぶ事情、急いで一つ事情聞き分け。いずれ/\急く事情、だん/\諭したる。多くの中、尽す中、めん/\掛かりて一人という。よう聞き分け。じいとすればいつ/\までそのまゝ。これ諭し置く。身上案じる事要らん。案じてはならんで。

押して、本日大工に絵図面を引かせて貰いますと願
さあ/\尋ねる/\、事情諭して置こう、万事諭して置こう。いずれ/\建家という/\。これでしてこう、あれしてどう、人間で談じよく聞き分け。これだけ宛てがいという。宛てがいは一つ受け取らんで。これだけ諭して置くで。

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