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今村ヱイ母いし、娘とみ、英太郎の三人目の事情願
さあ/\尋ねる事情/\、尋ねる事情は、重ね/\の事情にて、内々には何たると思うやろ。前々より順序を以て見よ。どうなりとよう聞き分け。人間というはよう聞き分け。前々事情、又世上一つ理というは、皆知らず/\理である。いんねんという、いんねんの理分からん。たゞ話だけでは分からん。心に治まらにゃどうもならん。いんねんというは、何でもと思うた処が、どうもならん。日々よう忘れられん日越し、日々の中に、又ならん/\はっちゃ分からん。いんねんというは、成ろと言うても成らるものやない。又、成ろまいと言うても、成りて来る。これ世上いんねん/\。どうでもこうでも渡らにゃならん。この中諭し事情聞き分け。不自由不自由聞き分けて、何でも聞き分け。たんのう。あちらもこちらも悪い中、たんのう出けやしょまい。なれど、どう思うたてならん。よう聞き分けて日々結構。このたんのう改め。身の切なみ悩みの処、たんのうは出けやせん。なれど、話聞いたら分かる。日々日経てば、これまで道通りたあたゑはと聞き分け。いんねんというは、出けんたんのうするは、前生いんねんのさんげ。前生いんねんは、これよりさんげは無いで。皆々どうなりこうなりの事情、これ諭し置こう。