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萩原方円十八才身上願(父治兵衞六十九才の時)
さあ/\尋ねる事情/\、さあどうも身上に心得んという。身上に心得んという理を尋ねば、事情は諭し置こう。ようこれ聞き分けにゃ分かり難ない。皆んな身の内事情、為す事情、いんねんと言うであろ。皆世上へ諭す事情、為すいんねん、事情諭す。この諭す事情、めん/\もなあと、この心無くば、何程諭したて、どうもならん。一つ理を諭して、先々成程と理が治まれば、成程と自由あろ。この理聞き分け。これまでの事は知らん。いんねん/\いんねんならと言うて了えば、どうもならん。いんねんというは、何度でも持ち越す。悪い事にも理があれば、善き事にも理がある。一代と思たら違うで。何遍でも今一代。又先不自由。身の内かりもの、自由成る成らん聞き分けば、成程親々一つ理に、とんと心得ん。又候一つどうもなあ、又それ/\多くの中だん/\話して、取り次ぐ/\。他人の事やと思われん。身の内かりもの。かりもの分からいではならん。その理どうでも掛かる。何人皆同じ事。よう順序渡りてくれるよう。案じる事要らん。なれど、一寸に行かん。いんねん/\、いんねんはどうもたんのう出けやせん。身に不足ありてたんのう出けん。なれどたんのうというは、世上皆見てたんのう。結構と取り直してみよ。これだけならというは、前生いんねんのさんげえになるで。これ一言伝えてくれるよう。