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本席三四日前頭痛にて痰つかえ御休みに付御願

さあ/\尋ねる事情/\、いつ/\いかな事情も尋ねにゃなろうまい。諭しにもある。刻限諭したいなれど、どうも諭す事出けんとは、前々諭したる。皆んなよう聞き分けにゃ分かり難ない。一時どうと言う。何でも思うなれど、身上障りと言えば、一時どうする事も出けようまい。皆々満足の理を与えば、皆んなそれからそれへだん/\理を運んで、楽しむやろ。一日二日又三日運ぶ事出けねばどうなるやろうと思う。これから順序聞き分け。皆んな心だけは日々尽して居る。これまでの順序にあちらでもどうや、こちらでもどうや、互い/\心の曇りどうも治まらなんだ。何でも彼でも、元という一つの理からやなけりゃ治まろうまい。あれは思い掛け無いよう治まったなあというも、元という理を立てるから治まるのや。懸け隔ての理はあろまいなれど、身びいき身勝手あってはどうもならん。元の古い道一段々々崩すようなもの。年限経てば人間心の理になった分にゃなろうまい。一人頼りにして入り込んで、日々運ばす処、心の取りようで、はっと思わすような事あってはなろまい。この道というだん/\の道である程に。今日の一時勢力よいといえど、元はあちらへ逃げ、こちらへ逃げ、細い/\茨路から成り立ったものである。所々の治め方よう聞き分け。小さいものが小さいと言えん。大きいものが大きいと言えようまい。古き道より見分けてくれ。十年は十年、二十年は二十年、三十年は三十年。だん/\の道は聞いても居るやろう。仲好くが第一の理。日々仲好く通るなら、一段一段理を組み立てる。踏み損いあってはならんで。事情皆々心集まってこうという、鮮やかの理に許したる。そのさしづの理にも元という掛かりという理は、幾重々々の理に諭したる。こちら向いても分からん/\の中から出けた道である。どれだけ強い偉いと言うても、元という理は無けにゃならん。取り返やしのならん事あってはならん。めん/\によう思やんしてくれ。さしづの理は席にこういう理であった、と聞かしてくれ。これが第一。この順序の理より治めたら万事治まる。錆が出てからはどうもならん。これまで重き者の身上にも知らしてある/\。今日の諭、しっかり書き取って、しっかり心に覚えて居てくれるよう。

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